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明治屋、人生の縮図

連日、阿呆みたいに同じことを考え、
今日もまた昨日と同じ事の繰り返し、なぜこんなにも俺を悩ませるのだ。
と半ば辟易しながら目を開ける。

いやいや、いかんいかん。負けてはならない。

俺が今やるべきことは、雑念を払い、夕餉の献立を考えることだ。

何やら「もうここは、から揚げでいんじゃね?」という声がする。

「ほんとかね?」と俺は腕を組む。

「揚げ物だけど、その代わり、サラダをつけようよ。」
「そうだね。」

と、一度は収束しかかった考えが、また迷走し始める。

酒とみりんが無いじゃないか。帰りに明治屋に寄っていくのかい。
いやいや、めんどくさい。
しかし、そのまま帰ってもサラダにする野菜もない。

渋々ながら、明治屋に向かう。

明治屋には綺麗な奥様達が沢山いて、いつも圧倒される。

大勢の奥様がベテランの趣にて肉を選んだり、魚を選んだりしている。
まるで楽園のようだが、戦場のようでもある。
天女のような奥様達。MATUREな女の香りにどきまぎする。

しかも、
このフィールドにおいて、俺は一番の若輩者といわざるを得ない。

知恵を絞り、謙虚に奥様達に道を譲り、
ウインクされても心を乱さず、肉を買い、野菜を買う、
そんな、心の強さが求められる。

勿論だが、酒とみりんを忘れては本末転倒だ。
気を抜くな。

幸せな若夫婦がいちゃいちゃ買い物しているのを
目の当たりにしてもイラついてはならない。
ここは戦場なのである。

かわいそうなのは俺と同じくらいの年齢と思われる旦那たちだ。
皆、飼い犬のような顔をしている。
そして、俺には彼らの気持ちが良くわかる。経験者だからだ。

本来、自分と他人は違う。
自分のことは良くわかるが、他人のことはよくわからない。
いま、自分が何をかんがえ、何を感じているか、それは手に取るようによく分かっても

人が何を考え、何を感じているか、これは手に取るようには分からない。
特に相手の気持ちを考えれば考えるだけ分からなくなる。
この自他の非対称性は誰もが知っている事実。これは認める。

しかしだ。

誰がなんと言っても俺にはわかるんだ。
俺と同い年くらいのおっさん、その生活に飽き飽きしてるんだろう。
気をつけろ、隣の奥さんの尻を見ているのがバレバレだぞ。

目を覚ませ。あんたの奥さんも美人で色っぽいじゃないか。
いらないんなら、俺にくれ。

兎に角、よそ見してはいけない。大事にしろ。

と目線で激励を送るが、さっぱり反応ない。
なくさないと大事なものの価値は分からないのだ。

明治屋、ここは人生の縮図だな。

と思い、買い物を終え、家路に着く。

今日は焼肉だ。

焼肉1

結局、酒とみりんは買い忘れてしまった。
月曜日にまた、あの戦場に行かねばならない。

シンガポール太郎

痔ブログが来る前に自滅、2位になってしまった...。

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